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2024年3月6日

金属単体は銀白色で錆びると黒ずんだ色になるが、錆の主成分(酸化鉛)は青灰色で、更に錆びると白っぽくなります。表面は錆びやすいが、その表面の錆が皮膜となって、内部が腐食しにくいのが特徴です。金属としてはとても柔らかく、融点が約327℃と低いこともあって、非常に加工しやすく、一般的な金属の中では比重が大きいほうで、タングステンや金よりも重みがあります。

現代においては毒性が原因で使用頻度が減ってきてはいるものの、その需要は高く、金属単体としても化合物としても様々な場所で活躍している、代替品のない製品です。またコストの面でも鉛は優れているため、環境に配慮する余裕のない後進国などでは今でも鉛を含む塗料やガソリンが使われています。

用途は、放射線防壁、銃弾、釣り用おもり、蓄電池に使用されています。また、はんだ付けで使われる「はんだ」は、鉛と錫の合金で、これも環境や人体への影響から鉛以外の材料が模索されていますが、使いやすさとコストで代替材がすすんでいません。

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